溜池通信
かんべえの不規則発言
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吉崎 達彦
現職:双日総合研究所 調査グループ 主任エコノミスト
主な著書:『アメリカの論理』2003年4月、新潮新書
マスコミ出演・寄稿:
テレビ朝日『サンデープロジェクト』ほか
日経金融新聞『視点論点』
SPA!『ニュースコンビニ』などに定期寄稿。
個人web: http://tameike.net/
かんべえの不規則発言
このところ、株式市場や為替相場が荒れ気味である。この世界には、「1の桁が7の年は大荒れ」というジンクスがあって、1997年のアジア通貨危機、87年のブラックマンデー、67年のポンド危機などの例が有名だ。「アンラッキーセブン」とでもいうべきこの法則は、今年も実現してしまうのだろうか。
〇こういう「10年に1度の混乱」が起きるとき、かならず耳にするセリフがあります。以下がその代表的なものです。
「マネーゲームはやはり悪である」
「米国経済の終焉がとうとう訪れた」
「実体経済にも悪影響が懸念される」
〇しかるに、上記のような恐怖の予言は滅多に当たりません。10年に1度くらいのわりで、マーケットに混乱が吹き荒れたとしても、あいかわらずマネーゲームは進化を続けているし、米国経済はなおも世界の先頭を走っているし、実体経済は意外と堅調だったりする。要は上記のようなセリフは、いつも言いたがっている人たちがいるのであって、あんまり真に受けてはいけないということです。
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